台湾メモリメーカー4社が2025年Q2に売上急伸!WinbondはDDR4特化で需要急増、NanyaはDDR5量産で攻勢へ。MacronixはNORフラッシュで差別化を加速。DDR4価格がDDR5を逆転した市場の異変と、次期Q3への期待を徹底分析!
全体概況:売上増も利益悪化
2025年Q2、台湾の主要メモリメーカー4社(Macronix、Winbond、PSMC、Nanya)は売上が前期比で増加。しかし営業利益・経常利益・税引前利益は全社で悪化。特にDRAMメーカーのWinbondとNanyaは売上回復にもかかわらず利益が大幅に減少。6月にはDDR4価格がDDR5を上回ったが、この恩恵はQ3以降に反映される見込み。


DRAMを手掛けるWinbondとNANYAは、DRAM需要の回復に伴い今年に入り売上が伸長。しかしながら、コロナ明け特需までは回復していない。
PSMCは中国ビジネス失敗の尾が長く、回復の兆しはまだ遠い。
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Winbond (華邦) 概況:
DDR4特化とレガシー需要
WinbondはDDR5を製造しておらず、20nm技術によるDDR4が主力。DRAM売上はQoQで+17%、YoYで+4%。ビット出荷量はYoYで約40%増加したが、ASPは20%減少。レガシーDRAMの供給不足により価格は急騰。TV、スマートホーム、監視、ドローンなどで需要が拡大。
フラッシュメモリの動向

フラッシュメモリではNORフラッシュが主力。QoQで+13%、YoYで-4%。58nm製品が中心だが、45nm NORフラッシュが貢献し始めた。
NAND型はFlash売上の20%で、32nm SLC NANDはEOLを発表。24nm SLC NANDは8年越しにCS出荷を開始するが先行きは不透明。
NANYA (南亜) 概況:
売上急増も赤字拡大
NanyaのQ2売上は前期比46.4%増の10,526百万NT$。しかし粗利益-20.6%、営業損失-42.8%、純損失-39.0%と赤字が拡大。EPSは-1.32NT$。CAPEXは年間19.6B NT$を計画し、ビット出荷はQoQで約70%増。年間ではYoYで40%以上の増加を見込む。
市場展望と製品戦略
AI導入がクラウド需要を牽引し、HBMやLPDRAMの需要も増加。DRAM市場は2025年下半期に安定化の見込み。
DDR5 5600の量産を開始し、DDR5 6400のサンプル提供も進行中。顧客ニーズに応じた供給最適化を継続。
Macronix:安定成長と事業更新
MacronixのQ2売上はQoQで11%、YoYで5%増のNT$6.8億。粗利益率は15.6%だが営業損失はNT$1,079百万。ROM事業は新プラットフォームの立ち上げが進行中。NOR事業はコンピュータ・通信・自動車分野で需要が改善。高性能・高セキュリティ向けを差別化とする。
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Source: Macronix(旺宏), Winbond(華邦), PSMC(力晶), NANYA(南亜)




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