サムスンがDDR4供給停止を2026年末まで延期と電撃発表!高騰していたDDR4価格は反転の可能性も浮上し、南亜科技(NANYA)や華邦電子(Winbond)など台湾DRAMメーカーは業績回復に黄信号。ADATAなども在庫戦略の見直しを迫られる展開に。メモリ市場の勢力図が再び揺れ動く中、今後の価格動向と各社の対応に注目が集まる。
サムスンがDDR4供給継続へ!市場に衝撃走る
世界最大のメモリメーカー・サムスンが、2025年末に予定していたDDR4 DRAMの供給停止を突如延期。新たな実施時期は2026年末とされ、これまでの「撤退シナリオ」によって高騰していたDDR4市場に大きな波紋が広がっています。サムスンの“王者復帰”により、価格反転の圧力が高まり、台湾のDRAMメーカー各社は警戒を強めています。
価格逆転現象で沸いた台湾勢に暗雲
ここ数ヶ月、DDR4のスポット価格は急騰を続け、なんと次世代規格のDDR5を上回るという“史上最大の価格逆転”が発生。DDR4 8Gbチップは7月末時点で3.9ドルに達し、6月比で50%の上昇。8GBモジュールも26.5ドルと、DDR5モジュールの25.5ドルを超える異例の展開となりました。南亜科技や華邦電子など、DDR4を主力とする台湾メーカーはこの価格高騰を追い風に業績回復への期待を高めていました。
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サムスンの戦略転換、その背景とは?
韓国メディア《The Elec》によると、サムスンがDDR4供給停止を延期した背景には、高帯域幅メモリ(HBM)事業の進捗遅れと、先端製造プロセスの稼働率低下があるとのこと。さらに、1zノードのDDR4製造ラインはすでに減価償却が完了しており、コスト面での優位性が高い。最近の価格高騰による利益誘因もあり、サムスンはDDR4の生産継続を選択したと報じられています。
自宅/ホテルと空港間を定額でお得に台湾メーカーに再び試練の時?
サムスンの供給継続により、DDR4市場の需給バランスは崩れる可能性が高く、価格上昇の勢いは鈍化、さらには反転する恐れも。台湾メーカーは、事業転換のプレッシャーと価格修正のダブルパンチに直面することになりそうです。法人筋も「今後の価格動向は不透明」と警戒を強めています。
各社の最新コメントと今後の展望
南亜科技は、8Gb DDR4製品の供給を継続しており、直近の決算説明会では「今期の価格上昇が続けば、利益率は改善する」と前向きな姿勢を示しました。一方、ADATAは「DDR4の在庫は少なく、需要も回復傾向にある。下半期の売上は期待できる」とコメント。各社とも市場の変化に柔軟に対応しながら、次の一手を模索しています。
南亜科技(NANYA)と華邦電子(Winbond)の技術比較
主力製品:
NANYA:
PC・サーバー向け汎用DRAM(DDR4/DDR5)、LPDDR、EUV対応DRAM
Winbond:
モバイルDRAM、特殊DRAM(低消費電力型)、セキュアフラッシュメモリ
製造技術:
NANYA:
自社開発の10nm台プロセス。EUV露光技術を導入。1A〜1D-nm世代を順次展開計画。
Winbond:
低消費電力LPDDR4X、車載向けDRAM、IoT向け小型DRAMなど、用途特化型が中心。20nm技術のDDR4が漸く売り上げに貢献。DDR5製品は無い。
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工場計画:
NANYA:
新北市にEUV対応の12インチDRAMファブ建設中。2025年量産開始予定。
Winbond:
高雄に12インチウェハ工場を建設。
研究開発体制:
NANYA:
R&D人員1000人以上、特許数5000件超。AI活用のスマート製造導入。
Winbond:
物真似主義。
市場ポジション:
NANYA:
世界DRAM市場シェア第4位(約2.2%)。サムスン・SK・マイクロンに次ぐ規模。
Winbond:
DRAM市場シェアは約0.9%。ニッチ市場での存在感。
Source:經濟日報


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