2025年下半期、DDR4とLPDDR4Xの価格が異常高騰。サーバー向け需要の急増により、PC・民生機器向けDRAMの供給が逼迫し、DDR4がDDR5を上回る逆転現象も発生。スマホ向けLPDDR4Xは最大43%上昇予測。民生分野では深刻な供給不足が続く中、今後のDRAM戦略見直しが急務。TrendForce最新レポートをもとに市場の変化を徹底解説。
2025年下半期、DDR4とLPDDR4が“逆転高騰”!
サーバー需要が引き起こすDRAM市場の異変とは?
2025年下半期、DRAM市場に異変が起きています。TrendForceの最新レポートによると、DDR4およびLPDDR4の供給が急激に逼迫し、価格が驚くほど高騰。なんと、DDR4の価格がDDR5を上回る“逆転現象”まで発生しています。
サーバー需要がPC・民生市場を圧迫
AI・クラウド需要の拡大により、サーバー向けDRAMの注文が急増。これにより、PCや民生機器向けのDDR4供給が後回しにされ、価格が跳ね上がっています。
- PCメーカーはDDR5への移行を加速中。
- 8GB DDR4モジュールの価格がDDR5を超えるという異常事態。
- 一部メーカーはDDR4の調達に苦戦し、製品出荷に影響も。
LPDDR4Xも“争奪戦”状態に
スマートフォンやタブレット向けのLPDDR4Xも例外ではありません。供給不安と競争入札の激化により、2025年第3四半期には最大43%の価格上昇が予測されています。
- 米韓の主要DRAMメーカーがLPDDR4Xの生産縮小・終了を予定。
- 旧世代スマホやIoT機器の製造コストが上昇。
- 一部メーカーはLPDDR5への切り替えを急ぐも、互換性やコスト面で課題あり。

一方、DRAM最大手のSamsungは、DDR4生産終了を白紙撤回し、供給継続を電撃発表した。これにより、DDR4価格の上昇は抑えられる可能性もある。この電撃発表は、台湾DRAMメーカーにとっては激震に他ならない。
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民生用DRAMは“後回し”で深刻な供給不足
テレビ、ネットワーク機器、STBなどの民生分野は、サーバー・モバイル向けに比べて供給優先度が低く、特に深刻な影響を受けています。
DDR4の契約価格は2025年7月時点で最大85%上昇し、第3四半期にはさらに90%近い上昇が見込まれる。そして、民生機器メーカーは在庫確保と代替品選定に奔走中。
今後の展望:DDR5への移行とDDR4の役割
AI・高効率処理の需要が続く限り、サーバー向けDDR4のニーズは一定の水準を維持する見込み。ただし、2026年以降はDDR5の普及により、徐々に市場は安定へ向かうと予測されています。


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