台湾産パイナップルの甘みと香りが日本市場で大ヒット。2025年の輸出量の9割以上を日本が占める背景には、2021年の中国による輸入禁止と、それに応えた日本の支援がある。「自由鳳梨」として注目されたこの果物は、台湾と日本の民主的パートナーシップの象徴。外交と味覚が交差する最前線を紹介し、台湾農業と国際連携の展望を探る。
Source:台灣鳳梨9成銷日 林佳龍:民主夥伴相互支持
「自由鳳梨」がつなぐ友情——台湾と日本、味覚と民主の絆
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日本が台湾パイナップルの最大輸出先に

台湾外交部長・林佳龍氏は、2025年の台湾産パイナップル輸出のうち、なんと約9割以上が日本向けであることをSNSで発信しました。今年1〜8月の輸出総額は7.2億元、そのうち日本が6.7億元・1.59万トンを購入。まさに“ほぼ独占”とも言える規模で、日本が台湾のパイナップル市場を支えています。
危機の中で生まれた「自由鳳梨」の絆
この背景には、2021年に中国が突如台湾産パイナップルの輸入を禁止した出来事があります。台湾の農家が苦境に立たされたその時、日本は真っ先に支援の手を差し伸べました。安倍晋三元首相が台湾パイナップルとの写真をSNSに投稿したことで、「自由鳳梨(フリーダム・パイナップル)」という言葉が一気に広まり、台湾産パイナップルの存在感が急上昇しました。
民主的パートナーシップの力
林氏は「民主的パートナー同士の誠実な友情」として、日本の支援に深い感謝を述べています。台湾人がグアテマラ産コーヒーを応援するように、国際社会における相互支援の姿勢が、農産物を通じて可視化された好例と言えるでしょう。日本の消費者がスーパーで台湾パイナップルを選ぶその行動一つひとつが、台湾にとって大きな励みとなっています。
果物外交で広がる台湾の存在感
外交部は今後も台湾の農家を支援し、国際市場への展開を後押しする方針です。台湾産フルーツの魅力を世界に広めることで、民主的価値を共有する国々との絆をさらに深めていく狙いがあります。台湾パイナップルの酸味と甘みは、すでに日本の味覚を虜にしていますが、その背後には、単なる貿易を超えた信頼と連帯の物語があるのです。
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台湾パイナップル——甘さに込められた南国の誇り

台湾パイナップルは、南国の太陽と豊かな土壌に育まれた、香り高くジューシーな果物です。果肉は柔らかく、芯まで食べられる品種も多く、ひと口で広がる濃厚な甘みと爽やかな酸味が絶妙なバランスを生み出します。特に日本では「自由鳳梨」として親しまれ、食卓に彩りと物語を添える存在となりました。冷やしてそのまま食べるのはもちろん、ジュースやスイーツにもぴったり。台湾の自然と人の技が生んだこの味わいは、まさに“食べる外交”とも言える誇りの結晶です。


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