韓国で中国人観光客への排斥が急速に拡大。景福宮や済州島でのマナー問題を火種に、2025年9月のビザ免除政策への反発が加わり、ソウル・明洞では「China Out」デモが頻発。観光客や商店街に恐怖と混乱をもたらし、国際的懸念も高まっている。最新統計では中国人観光客が訪韓者最多を占め、観光業への影響は深刻で社会的課題です。
韓国で広がる中国人排斥の波
〜観光地・明洞での「China Out」デモ〜
はじめに
韓国社会で中国人観光客への反発が急速に広がっています。その根底には、長年にわたる中国人観光客のマナーの悪さがあり、文化財を傷つける行為や公共の場での非常識な振る舞いが繰り返されてきました。そこに政治的対立や政策の変化が重なり、街頭では「中国人排斥」を訴える声が爆発的に広がっています。
中国政府による「日本への渡航自粛喚起」により、マナーの悪い中国人観光客が韓国に流入しているケースが最近増加傾向のようです。韓国で起きている現地情報をリアルに紹介します。
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現在起きていること
- 観光客のマナー問題が火種
景福宮での落書き、済州島・漢拏山での自然保護区での排泄行為などが報じられ、韓国市民の不満が高まっています。 - ビザ免除政策への反発
2025年9月から中国人団体観光客へのビザ免除が始まり、ソウルや釜山では「ノービザ反対」と叫ぶデモが頻発。参加者は前年の約14倍に増加しました。 - 国際的懸念
国連人種差別撤廃委員会は「韓国国内の中国人嫌悪が深刻な水準に達している」と警告。中国料理店が集まる地域では暴言や衝突も報告されています。
明洞での「China Out」デモ
韓国を代表する観光地・明洞(ミョンドン)では、「China Out(中国人は出ていけ)」と叫ぶデモが頻発。繁華街を練り歩く参加者は数百人規模に達し、観光客や商店街に恐怖と混乱をもたらしています。
- 台湾観光客が「台湾から来ました」と書かれたバッジを着用するなど、誤解を避ける動きも出ています。
統計データから見る現実
- 2025年2月の訪韓外国人観光客数: 1,130,408人(前年同月比+10.5%、2019年比94.7%)
- 中国人観光客数: 340,860人で最多
- 累計(2025年1〜2月): 2,326,000人(前年同期比+15.2%)
- 国別順位: 中国(34万人)、日本(22万人)、台湾(15万人)、米国(12万人)、香港(5万人)
これらの数字は、韓国観光市場において中国人観光客が依然として圧倒的な存在であることを示しています。だからこそ、マナー問題や排斥運動が観光業全体に直結する深刻なリスクとなっているのです。
まとめ
韓国における中国人排斥は、観光業や外交関係に深刻な影響を与えるだけでなく、社会的分断を拡大させています。その根底には、中国人観光客のマナーの悪さに対する長年の不満があり、明洞での「China Out」デモはその象徴的な事例です。統計データからも、中国人観光客が韓国観光市場の最大シェアを占めていることが明らかであり、今後の対応次第で韓国の国際的評価と経済に大きな影響を及ぼすでしょう。
どこに行っても、マナーの悪さが指摘される中国人観光客。韓国、台湾、日本の3か国で経済・観光を支える仕組みづくりが今後ますます大事でしょう。


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