【台湾ガイド】新北捷運(MRT)三鶯線が6月30日開業!台北MRT板南線と接続、鶯歌・三峡・土城を結ぶ12駅(8月31日まで乗車無料)

【台湾ガイド】新北捷運(MRT)三鶯線が6月30日開業!台北MRT板南線と接続、鶯歌・三峡・土城の観光が便利に 台湾ガイド

まってました!台湾・新北市の新路線、新北捷運(MRT)三鶯線が2026年6月30日(月)についに開業します。台北市に隣接する土城・三峡・鶯歌を一本で結ぶ全高架路線で、沿線住民の悲願だったMRT接続がついに実現。しかも開業当日から8月31日まで約2ヶ月間、電子票証(ICカード)さえ持っていれば無料で乗り放題というビッグニュースです。旅行者にとっても、新北市のディープな観光エリアへのアクセスが劇的に変わる大チャンス。今すぐ詳細を確認しましょう!

三鶯線とは?まず路線の概要をおさえよう

新北捷運路線マップ (クリックすると開きます)
新北捷運(MRT)路線マップ。環狀線・淡海線・安坑線に続く三鶯線の開業で、新北市内の捷運総延長は108kmに達する。

三鶯さんえい線(三鶯線)は、新北市が自ら主体となって整備した中運量の新交通路線で、同市にとって初の自主MRT路線という歴史的な意味も持ちます。2016年に着工し、今年6月7日に交通部(日本の国土交通省に相当)の総合審査を通過、6月23日に正式な営業許可を取得、そしていよいよ6月30日に開業を迎えます。

詳細はこちら👉新北捷運

項目内容
総延長14.29 km
駅数12駅(全線高架)
開業日2026年6月30日(月)
試営運期間2026年6月30日〜8月31日
試営運時間6/30は14:00〜20:00(初日のみ)、以降は10:00〜20:00
通過エリア土城・三峡・鶯歌(新北市)
車両日立グループ製・2両1編成・定員330人
車体カラーライトブルー&ホワイトのツートン(沿線の青空と峡谷をイメージ)

車体のデザインは2018年にインターネット投票で決定したもの。爽やかなライトブルーと白のコントラストが清水渓の峡谷と青空を表現しており、車両を見るだけで沿線の自然環境を感じさせてくれます。車両は日本の日立グループが製造を担当しており、日台のものづくり連携という点でも注目です。

2つの乗り換え接続が便利すぎる

三鶯線の最大の強みは、既存の交通網との接続にあります。

① 頂埔駅(LB01)→ 台北捷運(MRT)板南線

起点となる頂埔駅(LB01)では、台北捷運の板南線(藍線)に乗り換えられます。板南線は台北市内の中心部をほぼ東西に横断する主要路線で、板橋・台北車站・西門・忠孝復興・南港などの主要駅と直結しています。これにより、三峡・鶯歌エリアから台北市中心部まで従来より約20分短縮してアクセスできるようになります。

② 鶯歌車站(LB08)→ 台湾鉄路(台鉄)鶯歌駅

途中の鶯歌車站(LB08)では、台湾鉄路(台鉄)鶯歌駅に乗り換え可能。台鉄の縦貫線・区間車を使えば台北方面や桃園・台中方面ともつながります。鶯歌は日帰り旅行の人気スポットでありながら、これまでMRTから離れていましたが、三鶯線の開業でより気軽にアクセスできるようになります。

さらに、終点の鶯桃福德站(LB12)には将来的な桃園への延伸を見据えた引き込み線が設けられており、ゆくゆくは桃園のグリーンライン(桃園MRT)を経由して桃園国際空港まで一本でつながる計画もあります。

無料乗車の仕組みと注意点

ついに開業するということで、まったく新しい路線に多くの人が乗ってみたい気持ちは当然のこと。しかも試営運2ヶ月間は無料とくれば、行かない手はありません。ただし無料乗車にはいくつか条件があります。

無料乗車の条件

  • 悠遊卡(EasyCard)、一卡通などの電子票証(ICカード)を使って改札を通ること
  • 電子票証を持っていない場合は単程票(1回乗車券)を購入する必要あり(有料)

試営運期間の運行スケジュール

  • 6月30日(開業当日): 午後2時〜午後8時
  • 7月1日〜8月31日: 午前10時〜午後8時
  • 尖峰(ラッシュ)時: 6分間隔、離峰(オフピーク)時: 8分間隔
  • 全列車が全線(頂埔〜鶯桃福德)を運行する「全程車」で運行

本格営業後の予定

  • 営業時間は毎日6:00〜24:00に拡大予定(正式開始日は追って発表)
  • 収費(有料化)の開始日も別途公表される
  • 収費後の運賃は起程(最短)20元、最高35元の階段式料金
  • 常客回饋(リピーター向け優待): 電子票証での累計利用額200元ごとに50元を還元

悠遊卡を持っていない場合は、台湾の空港、MRT自販機(または窓口)やコンビニで手軽に購入できます。今回の試営運で日常的に利用する人は、リピーター優待がスタートすると実質的にさらにお得になります。

三鶯線で行く!沿線の観光スポット

三鶯線の開業で、これまでアクセスが不便だった新北市の観光エリアが一気に身近になります。特に注目の2エリアを紹介します。

鶯歌|台湾随一の陶磁器の街

鶯歌インガーは台湾でも屈指の陶磁器の産地として知られる街。三鶯線のLB08・鶯歌車站(または隣接する台鉄鶯歌駅)で降りてすぐ、陶磁器ショップが軒を連ねる「老街」エリアに出られます。

伝統的な陶磁器から現代アートを取り入れたモダンな器まで、種類は豊富で価格も手ごろなものが多く、台湾みやげの定番スポットでもあります。また、「鶯歌陶磁博物館」では台湾における陶器の歴史を学ぶことができ、陶芸体験プログラムも充実しています。

三峡|清水祖師廟と古い街並み

三峡サンシアは、清朝時代から続く「三峡老街」(清水街)の街並みや、台湾三大廟の一つに数えられる「清水祖師廟」で知られる歴史深いエリア。バロック様式のアーケードと赤レンガが続く老街は、台湾でも屈指の保存状態を誇ります。

清水祖師廟は台湾の宗教・彫刻芸術の粋を集めた廟として有名で、「民間芸術の宝庫」とも呼ばれます。台北市内からのアクセスが改善されることで、日帰り観光の選択肢として三峡はますます魅力的な目的地になるでしょう。

新北市のMRT総延長が国内最長の108kmに

新北市交通局によれば、三鶯線の開業により新北市内の捷運(MRT)の総通車延長は108km・90駅に達し、これは台湾全国の市区レベルでは最長となります。環狀線・淡海線・安坑線に続く第4路線として三鶯線が加わり、新北市の公共交通ネットワークは節目を迎えます。

また、警備体制についても万全の準備が整っています。6月29日には「三鶯捷運分隊」(専任警察隊)が正式発足し、三鶯線の全駅・ホーム・車内をパトロールして安全を確保します。

さらに、列車の機電システムには59項目の改良が施されており、全国初の「車前映像認識システム」や車内への「緊急停車ボタン」の設置、さらに10ヵ国語に対応した自動券売機の導入など、利便性・安全性を高める工夫が随所に盛り込まれています。

まとめ ー 「ついに開業!」の一言

長年にわたって整備が進められてきた新北捷運・三鶯線が、2026年6月30日に実現します。鶯歌・三峡・土城という新北市の魅力あるエリアをカバーし、板南線・台鉄との接続で台北市中心部へのアクセスも劇的に向上。日立グループ製の車両で快適に移動できるうえ、8月末まで無料で乗れるのですから、これはもう乗りに行くしかありません。

夏の台湾旅行を計画している方は、ぜひ三鶯線を使って鶯歌の陶器街や三峡の老街・清水祖師廟を訪れてみてください。台北観光の定番コースに新北・三鶯エリアを加えると、旅がぐっと深みを増すはずです。

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